先日モデルちゃんたちとのお茶会で質問があったので書いてみます。
水の硬度や環境、茶葉によって異なるので、お好みの淹れ方を探るのが一番いいと思うのですが、一応、紅茶業界にゴールデンルールというのがあって、水・温度・茶葉の量・蒸らし時間の平均的に美味しくはいりますっ
でも、ほんと
色んな淹れ方されている方がいらっしゃるので、嗜好品ですからあくまで参考までに。
このルールから逸れて淹れると、お作法を知らないのねって思う方もいらっしゃるから知ってて損はない!
また初めて淹れるお茶の時、目安になりますよねっ
【水】
まず、以前も書きましたが、水は軟水が良いということ。
そして汲みたての新鮮な水道水が良いです!
空気を多く含んでいるから。
浄水器があれば、余計なカルキを取り除くのでより良いです。
【温度】
温度はとっても大切!
それによって味わいがかなり左右されます。
100℃に近い(沸点が標高によって異なりますが)沸騰しきったお湯を注ぎます。
目安としては、五円玉くらいの気泡がボコボコと出ているくらい。
沸騰し過ぎると空気が抜け過ぎちゃうので、お気をつけください。
注ぐ時はいっきに。
温度が高ければジャンピングという対流がポットの中で起こります。
【茶葉の量】
一般的に3gに対して280~300ccのお湯を注ぎます。紅茶メーカー表示に従うと良いです。
ブロークンタイプの細かい茶葉はティースプーン中盛りくらい、オレンジペコの大きな茶葉は大盛り…といわれますが、茶葉によってかなり異なります。
写真のように、カレースプーン山盛り一杯で3gだったりしますしw 溢れてる
最初は量ることをオススメします。
お客さんに出すときに失敗したくないですもんねっ
【蒸らし時間】
細かい茶葉なら2分半~3分、大きな茶葉は4~5分蒸らします。
これも、各メーカー表示に従うと良いです。
茶葉の量を多くして、蒸らし時間を減らし、手軽さを重視していたり、中にはお湯の温度低めで長く蒸らすよう指示があったり。
メーカーの表示を無視して、先ずはゴールデンルールで淹れ、それから好みの味を見つけていくのもいいと思いますっ。
温度を下げないために、激寒な場所ではティーコージーなどを使うと良いですね。
一般的な日本の家庭で暖房がかかっていればそんなに必要無いかと、、個人的に思います。
でも、可愛いから、演出としてかぶせるのもアリですよね!
我が家のティーコージーは白くて美しくて、洗うのが面倒だから出番がありません…
ヤカンやポットは鉄分を含むものは避けた方が良いです。風味を損ないます。
ポットは一度温めてから茶葉を入れ、お湯を注ぎますが、陶器なら1/2、ガラス製なら1/3くらいのお湯で温まります。
そのお湯をカップに移して温めたりします。
カップは内側が白くて浅めの口が広がっているカップがオススメ
水色(すいしょく)が分かりやすくて、香りも広がりやすいので。
繊細なカップは割れやすいから、ついつい自分用にはマグカップ使っちゃいますけどねっ
そうそう、ベストドロップって最後の一滴まで注いでください、ってよく言われます。
これは紅茶は高温で蒸らし時間を十分にとって養分出しきってしまうので、基本的に一煎しか愉しめませんから、最後の一滴まで大事にってことで、最後の一滴が一番美味しいわけでは無いと思います。
実際にゴールデンルールで淹れた紅茶を二煎目淹れたことがあるんですけど、色のついたお湯でしたw
最近はコーヒー飲むとカフェインが強いからか、くしゃみが止まらなくなってしまうので…、以前よりもさらに紅茶の割合が多くなりました。
一部では、紅茶の方がカフェインが強いって言ったましたけど、カップ一杯(150cc)辺りの含有量は紅茶の方が低いですもんね。
たしかに、1g辺りの含有量は多いけど、コーヒーは一杯10g(こだわり店ではもっとたくさん)くらい使うのに対して、紅茶は1.5g程度ですから。
うんっ!経済的。