ダージリンで一番新鮮なものは2019ファーストフラッシュだけれども、まだ少し早くて売られている種類はごく僅かです。
寒さ和らぎ、ホクホクとした雰囲気のお茶が飲みたくて、最も養分を蓄えダージリンらしいと言われる、セカンドフラッシュを淹れました。
ネパールの国境近くにあるオーガニック農園、サングマ農園のDJ-149 カクラムスクと、
タルボ農園というダージリン好きはよく耳にする比較的大きな農園のEX-22ヒマラヤミストを飲み比べ。
同じダージリンセカンドフラッシュでも水色(すいしょく)や味わいはこんなにも違うんですよね。
サングマ農園
カクラムスク
SUNGMA Kakura Musk
DJ-149 SFTGFOP1
こげ茶色の茶葉はヨリが細くて見た目から芯の強い力強いお茶であることが想像できます。
おそらく、チャイナ種
淹れたてのウッディな香気にコク、チャイナらしいキレと渋みを有してマスカテルフレーバーを放ちます。
カクラムスクとは、マスカテルフレーバーの事。なるほど、名前に付くわけですね!
香ばしさと想像通りの力強い飲みごたえ。
タルボ農園
ヒマラヤミスト
THURBO Himalaya Misuto
EX-22 FTGFOP1
おそらくクローナル種
大きめの薄茶色の茶葉は、穏やかで甘い芳香を漂わせて、癒しアロマ全開。
水色は春摘みに近いオレンジ色で、爽やかな喉越し。
柔らかな渋みは午後のゆったりとした時間に最適です。
全く表情の異なる二種類なので、どちらが美味しい…とは判断できないけれど、個人的にはサングマのカクラムスクが好き!
元々チャイナ種好きなのもあるけど、どっしりと夏摘みらしさが愉しめて後を引きます。